基本政策
居場所と出番を、すべての人に。
4期16年の実績を力に改革を!
中村ひろしの決意
都政の最大の役割は、都民のみなさまが幸せになることです。東京都は財政が豊かだと言いますけれども、その豊かさの実感というのがなかなか伴ってはきません。子育て中の方から言われたのが、東京都はお金を配ってくれるのは嬉しいんだけれども、本当に困った時に寄り添ってくれない、そんなことを聞かされました。
まさに今の都政を示している言葉かと思います。
私は毎朝駅で演説をし、また週末には各地を回り、毎月集会等も開いています。そうした中でいただく多くの皆さんの声を政策としてつくってまいりました。今回、特に大きく3つの政策を掲げさせていただきます。
まず1つは、人への投資。子育てや教育に力を入れていき、保護者の負担を減らし、また多くの方が学べる機会をつくっていきます。
2つ目には、女性も男性も活躍できる社会を目指してまいります。
そして3つ目には、歳をとった方も安心して暮らせる地域で孤立することなく暮らしをつくっていきたいと思っています。
税金を正しく使うことが、そのために何より必要です。裏金問題などを許すことは到底できません。徹底して追及をして、政治を新しくつくってまいります。
私は民間企業で働いた後に三鷹市議会議員を務めておりました。東京都政と三鷹市の連携を考えると、このことは非常に大きな経験になったと思っています。
三鷹市の声をしっかり都政につなげてまいります。
三鷹市からまっとうな東京へ!!
物価高対策
都政にはたくさんの課題がありますが、いま何と言っても都民の皆様の暮らしは物価高騰対策、大変お米も高く、皆さん苦しんでいます。にもかかわらず、賃金が上がらない、これは大変厳しい状況です。私たちは、物価高騰対策のためにも収入を増やしていくことが大切だと思って取り組んでまいりました。
残念ながら、さきの都議会でも主張してきましたが、知事の姿勢は消極的でした。私たち立憲民主党は、まずは収入を増やしていくために政策を提案をしていきました。
1つ目には、中小企業の支援だと思います。大企業と違ってなかなか賃上げができませんから、東京都が支援をすることによって、中小企業が支援をしやすいように導いていきます。
2つ目は、保育や介護で働く福祉人材についての賃金の引き上げです。これはビジネスではないので、放っておいては上がりませんから、東京都が補助をするなど関与をすることで福祉の人材の確保に努めていきたいと思います。
3つ目には、東京都が行う事業における賃上げです。東京都が発注する公共事業というのはたくさんありますが、こういったところで働く末端の現場までお金が行き渡っていません。立憲民主党は公契約条例と難しい名前ですが、こういった条例をつくることによって、現場の人の給料が保障される。税金を使っての事業ですから、現場で働く人が報われる、そんな政策をしっかり実現していきたいと思っています。
私たちは物価高騰に対して賃上げが進むよう収入が増えるよう、しっかり取り組みます。
住宅問題対策
都民の皆様の暮らしが大変厳しいことの一つには、物価高もありますが、もう一つ、東京は地価が高くて住宅費が大変かかるという問題があります。東京都の住宅政策の中心は都営住宅ですが、今、全体で26万戸あります。ところが、高齢化も進む中で、これが足りなくなってきているんですが、なかなか新しく建てられません。
場所にもよりますけれども、数10倍から100倍というところもあって、税金を使っている事業が、運・不運で左右されるようでは困ってしまいます。場所にもよるんですけれども、数10倍から100倍という倍率ではなかなか当たりません。
この部分を埋めていけば公平になっていきますし、また空き家を活用することもできるなど、うまく収まってまいります。住宅問題について困っている方のための家賃補助制度の提案をしていきたいと思っています。また、もう一つ、では持ち家の人はどうなのか、これも大変税負担も高かったりするので、いろいろな状況もあります。
一つには、時代の変化に合わせて太陽光パネルの設置の補助であったりとか、暑さ対策で断熱構造にする場合の補助など、しっかりと持ち家の方にも支援の手が届くように取り組んでいきたいと思っています。今後とも住宅住まいは生活の最も基本となるところですから、全力で取り組んでいきたいと思います。
高齢者問題対策
東京都政の大きな課題の一つに高齢者問題があります。これは私もしっかりとやるべきだと知事には再三言ってきたところです。一つ例を挙げたいと思っています。都議会の中で争点の一つになったのがシルバーパスの制度というのがありました。
今、ご高齢の方、免許返納等課題がありますけれども、返納した後、交通はどうするのかという課題がありました。そこで、このシルバーパスというのがあって、都営交通と民間バスに無料で乗ることができます。ところが、所得が低い方が1,000円で買えるんですけども、少し超えると2万円になってしまう。
あまりに段差があり過ぎるのではないかということで、私たちはもう少しその段差を埋めていこうという主張してきました。都議会では2万円を1万2000円まで下げる、こういった条例が予算が通ることになったので、多くの方から喜んでいただけたのではないかと思っています。
ところが、都心の方ならいいんですけれども、例えば三鷹の方は都心に行くまで私鉄やJRを利用しますが、そこが無料ではないという課題であります。
住んでいる地域によって、やはり受けられるサービスが少し違ってしまいますので、私はこの課題にしっかり取り組み、三鷹の方がお歳をとっても安心して移動ができる、活発に活動ができて、いつまでも元気で暮らしていける、こういった社会を目指して取り組んでいきたいと思っております。
子育て・教育対策
都政の大きな課題の一つに子育てや教育があります。お金がかかる、そんな思いもあり、東京都としても補助をしっかり出していくという対策を行っています。都議会の中では、特に、ずっと私たちが主張してきた学校給食の無償化が実現でき、大きく前進をしたと思っています。
経済的な支援を行う次は、教育の中身の充実ということになるかと思っています。今、学校の先生が忙しい、そんなイメージがあって、なり手不足、人材難ということが言われています。私たちは、先の議会の中では、学校の先生に就職した場合には、奨学金についての返済を東京都が支援をしていく、こういった制度を提案し、今回導入されました。
先生になりたい人を増やしていくことで質を上げていく。そして少人数学級を進めていくことで、先生と子どもが向き合う時間をふやす。まさに教育の中身、質の向上を次の段階としてしっかりと取り組んでいきたいと思っています。子どもたちがこれから未来の東京を支えていくことになりますから、全力で取り組んでいきたいと思っております。
三多摩格差対策
東京都政特有の課題として三多摩格差という言葉があります。これは23区と市町村との大きな差があります。三鷹にお住まいの方はよく電車で都心まで通っていらっしゃるので、街のあり様や制度が違うということをよくお感じになるのではないでしょうか。
特に同じ会社の同僚と友達と話したりしても、23区ではできることが三鷹市でできていません。例えば、最近まで子どもの医療費の無償化や学校給食の無償化、これは23区でしかできていなかったのですが、最近ようやく東京都が補助をすることによって、三鷹市を含む市町村でもできるようになりました。
これからもどこに住んでいても同じ東京都内なわけですから、同じサービスが受けられるようにしっかり取り組んでいきたいと思っています。具体的な例を一つ挙げますと、保健所の問題があります。今まであまり注目されなかった役所なんですけれども、コロナの時には大変注目をされました。
皆さんの生命にかかわる大事な問題です。23区には1カ所ずつ保健所があるんですけれども、残念ながら市町村の方には三鷹市にも保健所がありません。東京都の保健所の管轄になっています。これからコロナだけではなく、未知なる感染症が広がるかもしれない。
そのようなときに保健所がないということでは対応が遅れてしまいます。まさしく都民の皆様の命と健康を守るためにも、この23区と市町村との格差、いわゆる三多摩格差というものが是正されるよう、都内どこに住んでいても同じようなサービスが受けられるように、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。