中村ひろしの政策⑥「子ども・子育て」
・子どもの貧困
すべての子どもが生まれ育った環境に左右されずに学び、成長できるようにきめの細かいサポートを行うことが必要です。
特に生活に困窮する家庭やひとり親家庭などへの支援を行う専任職員の配置推進、受験生チャレンジ支援事業による塾代支援などの取り組みには、議会質問でも力をいれ、推進・実現させてきました。
最近報道で取り上げられるも多い「子ども食堂」などの居場所事業も、民進党がいち早く議会で取り上げた結果、都の事業が進められています。
これからも、支援を充実し格差のない、誰もが希望を持てる社会の実現に向けてひとつひとつの取り組みを積み上げていきます。
・学習支援
東京都では生活困窮世帯の子どもに対する学習支援事業が行われています。
これは、生活困窮世帯ほど子どもの自宅での学習時間が少なく、勉強できる環境にない子どもも多いことから、いわゆる第2のセーフティネット事業の一環として民主党政権時代につくられた制度を活用して行われているものです。
同時に保護者の自立に向けた支援も行われています。
生まれ育った環境に左右されずに学べる環境を、すべての子どもに届けられるよう、これからも学習支援を充実させていけるように取り組みます。
・待機児童ゼロ-1(隠れ待機児童)
お母さんが運転する自転車に乗って保育園に向かう子どもたちに朝のご挨拶をいたしました。
これまで長い間、待機児童ゼロの実現が叫ばれ対策がどんどん充実されてきましたが、今年も保育園に入れない方がたくさんおられます。
保育所は、待機児童として発表される人数の何倍分も整備され、毎年数千人規模の待機児童に対して1万人分以上の保育所が増えています。東京都の平成29年度予算では昨年4月の待機児童数約8,000人を大きく上回る18,000人分の保育所整備予算が計上されています。
これは「待機児童」として公式に認められている数には入っていない、隠れ待機児童が多数いるためです。民進党はこうした方々にもしっかり光を当てて、保育ニーズをしっかり把握することを提案しています。
・待機児童ゼロ-2(土地建物確保)
これまであった建物が取り壊されて更地になっているところを通りました。この後どんなものが建つのでしょう。
待機児童ゼロを実現するためには、なんといっても保育所の整備が必要です。しかし、土地が高い、まとまった土地が確保できない、賃貸物件では保育所に適した建物がなかなか見つからないなど、都会の保育所整備は本当に難しい時代です。
そのため、民進党は待機児童ゼロを実現するための、土地・建物確保作戦の実行を提案しています。
・待機児童ゼロ-3(保育人材確保)
新しく開園した保育所でお友達と楽しく過ごす子どもたちの前を通りました。びっくりさせてはいけないので、マイクの音は切らせていただきました。
待機児童ゼロの実現に向けて、保育所整備の機運は高まっていますが、いざ適地を見つけて開設に向けた準備を進めていくと、保育士さんが集まらない、定員を満たせずに預かる子どもを減らしている、といった保育所からの声を伺っています。
保育士の資格を持つ方は都内にたくさんいらっしゃいますが、保育士として働く方が足りていません。保育士確保には、労働環境改善や家庭と両立できる仕事のあり方、将来のキャリアアップなどの展望、他業種と比較してもそん色ない給与などの待遇が必要です。
そのため民進党は、待遇改善を繰り返し議会で提案、29年度からは、従来に比べて月額7.4万円の給与アップの保育士確保策が実現しました。
・東京都版子ども手当
保育園に元気に登園しているお子さん、お見送りの保護者のみなさんにご挨拶させていただきました。
4月に保育園に入れるかどうかは、働く親にとって死活問題だといわれます。入れなかった方たちは、今日どんな思いですごされているのでしょうか。どうしても気になってしまいます。
民進党が提案している「東京都版子ども手当」は、保育園に入れた方と同じように保育サービスを必要としていながら、ちょっとの差で保育園に入れなかった方を対象とするものです。無認可保育などの私的保育サービスを利用せざる得ない方などお困りの方が多くいらっしゃいます。
・ゆりかご東京
子ども家庭支援センターの前を通りました。地域の子育て支援の拠点であるこのセンターではさまざまな支援活動が行われています。
民進党は、従来からすべての子どもと母親を支援する、フィンランドのネウボラのようなサービスを東京都に導入すべきと考え、議会質問でも取り上げてきました。すべての妊娠中の女性を対象に、面談して出産セットを配布、必要に応じた産後ケアや子育て支援サービスをゆりかご東京事業が創設されました。
この事業が都内すべての市区町村で実施されるように取り組みます。
・学童クラブ
学童クラブの待機児童も、保育所と同じくらい深刻です。
保育の期間をようやく過ぎたら、今度は小学校入学と同時に放課後の居場所・学童クラブに入れない問題に直面します。働く保護者の苦労は尽きません。待機児童の解消に向けた取り組みを進めるとともに、開所時間の延長、土日や長期休暇中の開所、障がい児の放課後活動など課題は山積みです。
子育て世代を応援し、子どもを社会全体で育てる東京の実現に向けて、やらなければならないことがたくさんあります。これからも全力で取り組みます。
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