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都議会臨時会が閉会しました

2021年8月20日、都議会臨時議会が閉会しました。議案の採決にあたって阿部政務調査会副会長の討論を掲載します。また、閉会後の西沢幹事長の談話を掲載します。

◆東京都議会立憲民主党  政調会副会長  阿部祐美子(品川区)

 私は、東京都議会立憲民主党を代表して、知事提出の全議案に賛成し、第156号議案に対する修正動議を提案する立場から討論を行います。

 私たち東京都議会立憲民主党は、都民ひとりひとりに寄り添い、誰もが支え合う社会を目指す上で、新型コロナ対策についても、地域で困っている方々の現実や、不安の声をしっかりと受け止め、議会で議論することが不可欠と考えています。

  そのため、この間、小池知事に対して、専決処分を行うのではなく、臨時議会を招集し、審議・議決を経ることを求め、昨日の本会議の質疑でも、知事の見解を求めました。

 しかし、知事から明確な答弁がなかったことは残念でなりません。

 地方自治法101条に基づく議員定数4分の1以上の者による臨時会の招集請求に至らずとも、今後の都政運営に当たっては、速やかに臨時会を招集するなどの対応を、改めて強く求めます。

 オリンピック開催と軌を一にして、コロナの感染は爆発的に広がり、病床不足は深刻です。各現場の方々のご尽力にこたえるためにも、大規模臨時施設の開設など、思い切った施策への着手を改めて求めます。知事自ら災害級と言われる事態の中でのパラリンピックの開催は、大きなリスクです。私たちは、オリンピックと同じく、感染を極限まで減らさなければ、パラリンピックは開催できないと考えています。

 とりわけ、学校連携事業は、最低限、即刻中止を決断すべきことを改めて求めるものです。

 補正予算について、ここでは若者を対象とした「新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン事業」について申し上げます。

 現在、若年層は大学や職域の接種、市区町村の接種を希望してもなかなか予約もできない状況にあります。ワクチンが余っているのに若者が接種しないならいざしらず、ワクチンが足りない中で接種を促す広告に7億5000万円、アプリに2億5000万円、計10億円もの税金を投じることは、到底理解できません。

 妊娠期を含む若い世代にワクチンがいきわたらない状況を早期に改善し、予約しやすくアクセスしやすい環境を整えることこそ、東京都の責務であり、若者の意識に責任転嫁すべきではありません。

 そもそも、知事を初めとして、この間、若者は出かけるな、高齢者にうつすな、との言動が続いてきました。デルタ株では、若い世代の重症化が顕著です。若者を悪者にするのでなく、若者の健康と命を心配するメッセージこそ発すべきではないでしょうか。この事業を、発想の段階から再考することを求め、私たちの会派は、当該予算を削減する修正案を提出するものです。

 皆さまのご賛同を是非ともお願いいたします。

 今臨時会では、新型コロナウイルス感染症対策とオリンピック・パラリンピック大会に関して、ふたつの特別委員会が設置される見込みです。

 コロナ対策の特別委員会は、この間、私たちが再三求めてきたものであり、ようやくの感もありますが、今後は、開かれた形で、各会派が知恵を出し合い、より効果の高い対策を迅速に講じられることを期待するものです。

 また、私たちは、オリンピック・パラリンピック検証に関する特別委員会の設置を求めています。

 多くの予算を投じて開催された当該大会について、ただ振り返るだけでなく検証という視点を明確にすることこそ、都民の期待にこたえるものであり、このことについても、皆さまのご賛同をお願いし、私の討論を終わります。

◆令和3(2021)年8月20日
  第2回臨時会を終えて(談話)
東京都議会立憲民主党  
幹事長  西沢けいた 

 本日、第2回臨時会が終了しました。

 東京都議会立憲民主党は、知事提出の全議案に賛成し、第156号議案「令和3年度東京都一般会計補正予算(第11号)」については修正動議を提案しました。

 今臨時会では、知事が行った専決処分の承認が求められていましたが、私たちは、専決処分を行うのではなく、臨時議会を招集し、審議・議決を経ることを改めて知事に対して求めました。
 知事からは、明確な答弁はありませんでしたが、地方自治法101条に基づく議員定数4分の1以上の者による臨時会の招集請求に至らずとも、今後の都政運営に当たっては、速やかに臨時会を招集するなどの対応が必要であると考えています。

 私たちが提案した補正予算での修正動議は、若者を対象とした「新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン事業」10億円を削除するものです。
 現在、若年層は大学や職域の接種、区市町村の接種を希望してもできない状況にあります。希望してもワクチンを打てないのに、キャンペーンに10億円も投じることは、到底理解できません。
 そもそも、知事を初めとして、「若者が悪い」と、スケープゴートにするのはやめるべきで、もっと若者を信じるべきです。
 修正案は、日本共産党、生活者ネットワークとの共同提案となり、その他、東京維新、グリーンの賛同を得ることができました。
 なお、補正予算は、その大宗を感染拡大防止協力金が占めていることから賛成しました。

 また、今臨時会では、新型コロナウイルス感染症対策とオリンピック・パラリンピック大会に関して、ふたつの特別委員会が設置されました。
 コロナ対策の特別委員会については、この間、私たちが再三求めてきたものであり、ようやくの感もありますが、今後は、開かれた形で、各会派が知恵を出し合い、より効果の高い対策を迅速に講じられることを期待するものです。
 オリンピック・パラリンピックの特別委員会について、私たちは、同大会は検証されて然るべきだと考えており、「検証」の文字を入れた特別委員会の設置を求めました。残念ながら、私たちの案は否決されましたが、私たちは、会派内に五輪検証PTを設置するなど、特別委員会の中でも、しっかりと検証を求めていきたいと考えています。

以上 

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