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新型コロナの情報公開を知事宛に要望しました

2020年7月3日、新型コロナへの対応について都議会の会派として知事宛に要請書を提出しました。感染者が2日連続で100名を越え、不安が高まっています。医療体制は4月と違うとはいえ、具体的な指標がないためどう行動すればよいか戸惑う方も多くなっています。幹事長として梶原副知事に手渡し、感染予防に向けて都民の行動変容につながるような具体的な情報を発信すること、店舗におけるガイドラインの徹底、支援などを求めました。要望書の全文は以下の通りです。

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「新型コロナウイルス感染症対策に関する要請」

 6月30日、小池知事は、これまでの「東京アラート」を発令する際の指標を見直し、改めて7つの指標を設定するとともに、警戒を発令する際の具体的な数値基準は設定しないこととした。

 「東京アラート」の発令、解除の意思決定・運用は不明瞭なまま終始し、感染状況の変化がわからないままでの解除には、多くの疑問の声が上がるなど課題が残った。今回の新指標の設定にも、数値基準が設定されなかったことを含め、恣意的な意思決定・運用はなされるのではないかと懸念されている。

 こうした懸念の中で、昨日の新規感染者数は、107人となり、5月2日以来、2か月ぶりに100人の大台を上回り、また、本日も、124人が感染するなど、都民の不安が再び大きく高まっている。

 一方で、小池知事は「夜の街、夜の繁華街への外出は控えて欲しい」と述べるとともに、休業や外出自粛要請に関しては「東京全体で休業というより、特定の地域や年代、業態に明確なメッセージを発していく」と述べるのみで、具体性や切迫性が欠けるなか、都民はどうしていいのか戸惑っている。

 そこで、昨今の新規感染者数の拡大に対応するために、以下のとおり要請する。

1 「夜の街」での感染者についても、その店が、ガイドラインを遵守していたどうかの情報がない。「感染経路不明」であっても、それらの人が、どのような行動をとる傾向にあるのかなどの情報がない。感染予防に向けて、都民の行動変容につながるような具体的な情報を発信すること。

2 「夜の街」などの店舗が、ガイドラインを遵守するよう、地元自治体と連携しながら、積極的に取り組むこと。また、条例化も含めて、ガイドライン遵守の徹底を図るとともに、ガイドラインの検証についても取り組むこと。

3 「夜の街」などの店舗に対して、濃厚接触の可能性を通知するQRコードの導入促進を図るとともに、ガイドラインの遵守に向けて取り組む事業者への支援を実施すること。

4 夜の街、夜の繁華街でのPCR検査を早期に、かつ重点的に実施し、封じ込め対策を徹底すること。

5 東京都はすでに、利用可能な病床数を現在の1000床から3000床まで増やす準備をするよう医療機関に求めているが、その進捗状況を明らかにすること。

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