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スピーキングテスト導入の延期・見直しを要請しました

2022年5月24日、都議会立憲民主党として「都立高校入学者選抜における中学英語スピーキングテスト導入の延期・見直しに関する要請」を教育長宛に提出しました。今年度から都立高校の入試に反映させようとしていますが、問題点が多いため延期・見直しするよう求めました。全文は以下の通りです。

東京都教育委員会
教育長 浜 佳葉子 様

東京都議会立憲民主党
幹事長 西沢けいた

都立高校入学者選抜における中学英語スピーキングテスト(ESAT-J)導入の延期・見直しに関する要請

 東京都教育委員会は、民間事業者と協定を結び開発・実施する「中学英語スピーキングテストESAT-J」(以下、「スピーキングテスト」という。)の結果を、今年度から都立高校入学者選抜の学力検査に基づく入試に反映させる予定としている。

 このスピーキングテストを導入することについては、東京都議会各会派から様々な指摘がなされたが、東京都議会立憲民主党は特に「①テスト導入にあたり吃音、発声障害などの障害ある生徒への配慮が十分とは言えないこと」「②民間事業者が手配した日本の教員免許を有しない人物が生徒の能力評価を行うことをはじめ、公正公平な採点が行われるかどうかの検証することができないこと」「③その評価結果を都立高校一般入試選考に加えること」「④その入試選考における英語スピーキングテストが20/1020点という学力検査を実施する教科1つの評定点に近い比重であること」「⑤スピーキングテスト不受験者に対しては、学力検査からスピーキングテスト点分を類推するということが公平公正とはいえないこと」「⑥このような重大な入試制度変更だけでなく民間事業者と開発・実施する英語スピーキングテストの導入についても、都内公立中学校生徒及び保護者への周知が徹底されていないこと」は、生徒の人生を左右する都立高校入試合否に関わる大変重大な問題を孕んでいる、と捉えている。

よって、東京都議会立憲民主党は、東京都教育委員会に対し、都立高校入学者選抜の公平性と信頼性が保持されるよう上記問題の解決に取り組み、今年度の都立高校入学者選抜におけるスピーキングテスト反映について延期・見直しするよう強く要請する。

以上 

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