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新たな葛西臨海水族園整備に関して樹木保全を要請

2024年5月23日、東京都議会立憲民主党は、小池百合子知事に対し、別紙「新たな葛西臨海水族園整備に関する要請」を行いました。都民に長く利用されてきた葛西臨海水族園が、引き続き都民に親しまれる水族園となるよう、樹木の保全について要請しました。対応した大道和彦建設局公園計画担当部長は「樹木の取り扱いについては、実地に入って、内容を認識して、都として対応できることは対応していきたい」と答えました。

新たな葛西臨海水族園整備事業においては、老朽化している現施設の除却や新たな施設の整備を進める上で現状、多くの樹木が移植、伐採される計画となっています。

一方で、景観上の調和が図られた現施設の一部が保存されるなど、設計者や都民の意見が反映されることとなっており、引き続き都民に親しまれる水族園となるよう希 望いたします。

そこで、都民に長く利用されてきた葛西臨海水族園が新たに整備されるにあたっ て、以下を要望させていただきます。

・整備事業においては、環境への配慮を最大限行うべきであり、2030年カーボンハーフ、2050年までのカーボンニュートラルの達成のためにも、温室効果ガス の排出量の削減ならびに吸収作用のある樹木の保全及び強化を行う必要があり、吸 収作用の保全及び強化の点からしても、樹木の伐採は可能な限り、削減すべきであ ると考えます。

・新施設の整備事業において、既存樹木への影響を最大限減らすとともに、樹木の移 植、保全を行うべきと考えます。また、水辺の自然エリア一帯の樹木の保全を行う べきです。整備事業で使用するエリアや工事車両が通行するルートなどを検討する なかで、移植でなく、さらに樹木を保全するという選択肢をとるべきであると考え ます。

これらの点について、東京都として、都民からの新たな葛西臨海水族園に対しての諸意見を踏まえ、樹木の伐採を最大限行わないように、整備事業における配慮をしていただくよう、要望いたします。

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