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自民党の裏金問題で政治倫理審査委員会の設置を求める

2025年2月19日、都議会本会議では自民党の裏金問題に対する対応でいわゆる与野党で対応が分かれました。立憲民主党等の野党会派は真相究明を図ったうえで再発防止を目指すべく政治倫理審査委員会の設置を求める動議を出しましたが、投票の結果、当事者である自民党を含む与党会派によって否決されました。一方、与党会派からは真相究明よりも条例づくりを先行させるような政治倫理条例検討委員会を設置する動議が出されました。立憲民主党は反対しましたが賛成多数で可決されました。条例をつくるためには真相究明が不可欠なので、関係者の参考人招致など都民が求めている対応をしていきます。本会議散会後、竹井ようこ幹事長から談話を発表しました。


政治倫理条例検討委員会の設置について(談話)

東京都議会立憲民主党
幹事長 竹井ようこ(小平市)

本日の本会議で、私たちは「政治倫理審査委員会の設置に関する動議」を提案し、公明党・自民党・都民ファーストの会が共同提案する「政治倫理審条例検討会設置に関する動議」に反対しました。

都議会自民党による裏金問題は、都議会の信用を失墜させる深刻な事態であり、私たちは、都議会としても、真相を解明し、政治倫理を確立していくことが必要であると考えています。

こうしたことから、本日の本会議で、私たちは、共産党都議団などともに、真相解明を主眼とした「政治倫理審査委員会の設置に関する動議」を提案しましたが、否決されたことは残念でなりません。

一方で、公明党提案の「政治倫理条例検討委員会」は、当事者である自民党が共同提案者であるように、真相解明よりも、条例づくりが先行していることは明らかです。私たちの「ざる法」の指摘に反論もありましたが、真相解明なき条例づくりは「ざる法」になりかねないということは、改めて指摘しておきたいと思います。

いずれにせよ、政治倫理審条例検討会が設置されることになりましたので、東京都議会立憲民主党は、裏金問題に関わった関係者からの意見聴取など、真相を解明し、政治倫理の確立に向けて取り組んでいく所存です。

                            以 上

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