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都議会質問記録

2019/12/12 都市整備員会で築地市場跡地再開発を質疑しました

12月12日、都議会都市整備委員会に出席し、築地市場跡地の再開発についての質疑が行われました。都心に残る貴重で広大な23haの土地の開発は、民間の提案を募集し、2022年を目途に工事が着手されるとのことです。質問を通じて食の文化の継承、地元中央区の意見反映、場外市場との連携等を求めました。

質問は以下の通りです。

○中村委員 それでは、築地地区のまちづくりについて質問いたします。
  先ほども委員会の要求資料にもありましたけれども、この近辺、多くの開発事業というのはあるわけですけれども、これまでこの委員会でも説明等を求めてきたんですけれども、今回の方向性ということの段階でこうしてご報告をいただきましたので、質疑をしていきたいと思っています。
  都心に残る二十三ヘクタールという貴重で広大な土地だということの特徴もあるんですが、もう一方、この築地市場のこれまでの経過ということもあるので、そういった点では、いろいろと議論すべきところもあるんだろうと思っています。
  私からは、きょう改めて、また、この経過の中で出てきたまちづくりの方針の中で、この間、都議会の中での付帯決議というのが予算の審議の際にあったんですけれども、改めて確認いたしますが、この築地のまちづくりについては、中央区との合意を踏まえ、築地での食文化の拠点が継承されるよう最大限協力することということがありますので、そういったものがどう実現をされていくのかということも含めて、質問の方もしていきたいと思っています。
  まず、今回は、船着き場周辺エリア第ゼロ段階の実施方針の方向性が示されました。場所の特性から、舟運をかなり強調した方針になっていますが、三月に発表した方針のゾーニングでは、具体的にはホテルやサービスアパートメントなどを想定しているようです。
  ただ、これは第ゼロ段階からのものなのか、第三段階からのものなのか、方針では明確ではありません。第ゼロ段階は、中期の定期借地とすることで、築地地区全体を見据えて実施すべきと考えますが、どのような内容を想定しているのか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 築地まちづくり方針では、インフラ整備の状況も勘案しながら、長期的な観点から段階的な整備を進め、中長期的に都民にとっての価値を最大化していくこととしてございます。
  全体のまちづくりの完成までには相応の期間を要する中で、船着き場周辺エリアにおいて、まずは第ゼロ段階として、舟運活性化の観点から、本格的整備に先立ち先行的に整備を行い、築地場外市場とのつながりにも配慮しながら、築地地区における新たなにぎわいを早い段階から創出していくこととしてございます。
  船着き場周辺エリアについての先行整備事業の実施方針の方向性では、土地利用に係る方針として、食文化の拠点として築地が育んできた活気とにぎわいに鑑み、また水辺を生かして、新たなにぎわい、交流を創出する機能、空間を導入、整備するとしてございます。
  その先行整備事業に続きまして、第一段階の庭園側のエリアの整備、第二段階の中央エリアの整備を行い、第ゼロ段階から第二段階の段階的開発を通じて、それらで導入する機能などを相互に連携させるとともに、築地場外市場など周辺資源などとも連携しながら、にぎわいを拡大できるようにしていきたいと考えてございます。

○中村委員 先行の事業ということで、ゼロ段階ということではあって、中期の定期借地ということなんですけれども、これ、かなり第一、第二とやっていくと、第三段階をもっと先だと見ると、もうこれは仮というよりも、本当にかなり長い期間になるんだろうと思いますから、このゼロ段階での事業についても、もう全体を見通した、そういった考え方がないといけないんだろうと思いますから、そこは拙速にならないように、しっかりと考えていただきたいと思っています。
  とりわけ、このゼロ段階の中でも第一工区と第二工区というふうに分かれていますが、具体的にはどのような進め方を想定しているのでしょうか。これ、募集は一つの事業者ということなのか、二つ別の事業者ということなのでしょうか。先に事業を行うのが第一工区側で、右側であるので、これは舟運がメーンになっていくと思いますが、第二工区は場外市場側なので、にぎわいがメーンになっていくんだとは思いますが、果たしてこれはどのような進め方を検討しているのか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 船着き場周辺エリアの事業実施方針につきましては、従前の土地利用状況も踏まえるとともに、舟運の活性化や舟運ネットワークの充実に寄与するため、第一工区、第二工区の二つの工区を設定することとしてございます。
  第ゼロ段階では、土壌汚染、埋蔵文化財調査、東京二〇二〇大会の車両基地撤去工事、旧築地市場解体工事を進めながら、舟運活性化などの観点から、まずは、令和四年十月を目途に第一工区の着工を想定してございます。

○中村委員 第ゼロ段階の敷地の中でも、時期のずれというのがあるんだろうと思います。建物が建っているわけですから、壊していってということなんでしょうけれども、順に第一工区、第二工区ということになるんだと思います。先ほど、少し長い目で見てほしいということだったので、そういった点では、少し段階が分かれているとやりづらいところはあるんでしょうけれども、それでもしっかり先を見据えたやり方が必要なんだと思いますので、こういった提案の方に注目していきたいと思っています。
  さて、このまちづくり方針の中で、環境への配慮ということを強くうたっています。しかし、中期とはいえ定期借地ということになるわけですから、それを終えるとまちを壊してつくりかえるということになるんですが、そうなると、それが環境への配慮ということをいえるんでしょうか、見解を伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 築地まちづくり方針では、築地まちづくりの全体目標といたしまして、豊かな水と緑に囲まれた立地を生かし、時代の最先端であり続ける環境モデルとなる都市の実現を掲げてございます。
  その中で、先行整備事業の実施方針の方向性といたしましては、環境配慮にかかわる方針として、中期間の活用であることも念頭に、環境配慮の創意工夫がされた取り組みを推進するとしてございます。
  今後、これを踏まえて、事業実施方針や事業者募集要項を作成、公表し、具体的な実施条件を明らかにした上で、事業者の創意工夫を生かした提案を受け、実施方針の内容を実現してまいります。

○中村委員 いずれにしても定期借地ということですから、通常であれば更地にして返すということになるんでしょうけれども、そういった中で、どのように建築資材等の工夫をしていくとか、環境に配慮できることはこの範囲の中でやっていくしかないと思いますので、その点は工夫もしていただきたいと思っています。
  さて、ゼロ段階のエリアでは令和二年ごろに事業者募集とありますが、実際には、オリンピックまでは車両基地などに活用し、その後で土壌汚染対策と埋蔵文化財調査を行うとのことです。
  具体的に整備が始まり事業を行うスケジュールは、令和四年十月をめどとなりますが、オリンピックが終わるのは令和二年のまだ半ばで、二年間で対策を完了するということになるのですが、そのめどはついているのでしょうか。見込みよりこれらの対策がおくれたらどうなるのでしょうか、伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 先行整備を行う第ゼロ段階の船着き場周辺のエリアにおきましては、令和四年十月の着工に向けまして、市場の解体工事や東京二〇二〇大会の車両基地整備工事と調整を図りながら、土壌汚染調査等を実施しているところでございます。

○中村委員 目標に向けてということなわけですけれども、おくれたらどうするかというふうに聞いたんですけれども、まあ、何とかやりますということだと思います。とりあえず、これ、どんなものが出てくるかというのがわからなかったりはするんですけれども、しっかりと対策等はやっていただくということで、期限は期限で大事なんですけれども、そこに向けて、いいかげんなことにならないとは思ってはいるんですけれども、きちんとした対策等はしっかりとやっていただきたいと思っています。
  さて、もともと中期の定期借地を想定しているようです。まちづくりの方針では、この第ゼロ段階が二〇二〇年ごろに事業者を募集し、第一段階は二〇二二年ごろに事業者を募集し、第二段階は二〇二〇年代半ばごろに事業者を募集とあります。この第ゼロ段階を再整備する第三段階では、スケジュールの記載が書いてはありません。とはいえ、ゼロ段階から中期の定期借地なので、最低十年以上なのでもっと長いんだろうと思いますけれども、第三段階は最速でも二〇三〇年代以降の事業者募集ということになっていくと思います。全体像が明らかになるのはかなり先になり、そのころは社会状況も変わっている可能性は十分あります。
  これまでの委員会の質疑では、全体の自由度を高めるため、ゾーニングは厳密なものではないということが答弁もされていたようですが、第ゼロ段階の地域は第三段階として再整備するのですが、かなり、十年以上も経過すると、社会状況の変化などで大きく状況も変わってくると思います。第三段階までに再度新たな姿を見直すことも重要かと思いますが、見解を伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 平成三十年五月に築地再開発検討会議で取りまとめられた築地まちづくりの大きな視点では、インフラの検討や整備については長期的な時間軸で考えていく必要があり、その状況も勘案しながら、築地地区の開発を一気にではなく、段階的開発により価値の最大化を図るべきであるとの提言を受けてございます。また、段階的な整備は、社会、経済情勢の変化、将来の社会ニーズにも柔軟に対応が可能となることからも有効との提言を受けてございます。
  それを踏まえ、本年三月に公表した築地まちづくり方針におきましては、築地再開発では、長期的な観点から戦略的、段階的な整備等を進め、中長期的に都民にとっての価値を向上させていくこととしてございます。その際、段階的整備の進捗に応じ、将来の鉄道等の整備にふさわしい、さらなる土地の高度利用を図ることとしてございます。
  具体的には、第ゼロ段階では、水の都にふさわしい舟運活性化などの観点から先行整備し、第三段階では、インフラ整備に合わせて高度利用が可能と想定されるこのエリアにつきまして、再整備を行うこととしてございます。

○中村委員 ここで改めて、少しスケジュールの方も確認したいと思うんですが、小池知事が当初示したスケジュールでは五年で再開発するとのことでしたが、途中から五年で事業開始という表現に変わっていました。そして、今回、令和四年十月から着工となると、またおくれてしまっているのではないかとも思います。
  改めて、知事が示したスケジュールと今回の方針との整合性がとれているのか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 平成二十九年六月二十日の基本方針において、築地は五年後を目途に再開発するという大きな方針が示され、このことについては、これまで五年以内の着工を目指すこととしてございます。平成二十九年十月に築地再開発検討会議を設置し、検討を開始していることから、そこから五年以内の着工を目指すこととしてきたところでございます。
  今回の先行整備事業における実施方針の方向性においては、令和四年十月を目途に着工するとお示ししてございまして、それは、これまで五年以内の着工を目指すとしてきたことと整合がとれてございます。

○中村委員 最初に、平成二十九年六月二十日に五年以内と示していて、そしてその後十月に再開発検討会議のところでまた五年以内ということで、短いでしょうけど四カ月、そこでずれてはいるわけです。
  今後、二十九年十月から五年後ということで、令和四年十月ということになるわけです。いろんなことが起こり得るので、計画は計画としてあるんですが、また変わることはあるかもしれませんけれども、変わったときには変わったときちんと説明を関係する人にしていくということが大事なことだと思っていますので、計画どおりまずやっていくということだと思いますけれども、スケジュールに関しては、もし変わることがあるようであればきちんと説明をしていただきたいと思っています。
  さて、舟運も大事ですが、将来的に地下鉄が通るとなると、利用する人数は圧倒的に地下鉄の方が多くなると思われます。だからこそ、第ゼロ段階では舟運の活用とはありますが、改めて第三段階として地下鉄の駅を見越して再開発することになり、舟運よりも駅が中心の再開発にもなっていくのではないかとも思います。
  今後、地下鉄の整備は、第三段階に大きな影響を与えます。万一地下鉄ができなくても予定どおり第三段階の再整備を行うのか、それとも、地下鉄の整備を待って三段階の整備を行うのか。地下鉄と舟運がどのように再開発に影響するのか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 築地まちづくり方針では、東京湾、隅田川、陸からの交通ルートが交差する要所にあることを生かし、舟運、バス、地下鉄などからのインフラから成る広域交通結節点を戦略的に形成するとしてございます。
  また、都心部との連携強化に向け、地下鉄など基幹交通インフラ整備の具体化を図ることとしてございます。
  さらに、第三段階として、インフラ整備に合わせ高度利用が可能と想定される第ゼロ段階の整備エリアにつきまして、再整備を行うこととしてございます。

○中村委員 次に、食文化のことについて伺います。
  先ほど述べましたが、都議会の付帯決議で食文化の継承を決めたこともあり、その重要性を私たちはずっと主張もしてきました。これは大変重要な要素なんですが、第ゼロ段階の範囲と期間で、どのようにこれをプロポーザルに反映をさせるのでしょうか、見解を伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 先行整備事業の実施方針の方向性では、土地利用に係る方針として、食文化の拠点として築地が育んできた活気とにぎわいに鑑み、また水辺を生かして、新たなにぎわい、交流を創出する機能、空間を導入、整備するとしてございます。
  今後、これを踏まえて、事業実施方針や募集要項を作成、公表し、具体的な実施条件を明らかにした上で、事業者の創意工夫を生かした提案を受け、実施方針の内容を実現していくと考えてございます。

○中村委員 これまでの議会の審議では、この食文化の継承ということと、もう一つ、地元の中央区の意向や、特にこの隣の場外市場との関係ということも重要になっていきます。中央区や場外市場、住民の意見を聞く必要がありますが、どのようにして聞くのでしょうか。プロポーザルの審査をするメンバーの中に、少なくとも中央区の代表が入ってもよいとも考えますが、見解を伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 築地まちづくりでは、事業者の募集及び選定に当たり審査委員会の設置を予定してございますが、そのメンバーは未定でございます。
  なお、これまでの定期借地による都有地を活用した民間活用プロジェクトでは、事業者の選定に当たり審査委員会を設置してございまして、その際、事業者の募集及び選定に関する事項を専門的かつ客観的に審査するため、外部有識者から成る審査委員としてございます。

○中村委員 まだメンバーは未定だということなんですけれども、いずれにしても、どの段階にしても、いろんな段階があるとは思うんですけれども、地元の中央区の意向が何らか反映するような枠組みをつくっていただければと思っています。
  さて、ゼロ段階の重要な位置づけは、築地場外市場とのつながりであると思います。これまで私も、時々今までの築地市場があるときにも、日曜日に築地市場に行って買い物してきましたよといっている人のことはよく聞いていたんですけれども、日曜日に市場はやっていないので、そういった方々は恐らく築地の場外市場のことをいっていたんだと思いますけれども、多くの方が、あそこの場外市場のことを築地市場だと思っている方もどうもいるようです。
  こういった、新宿駅にもありますし、私の地元の近くにも吉祥寺などもありますけれども、古い雑然とした商店街というのは大変魅力があります。こういった、船着き場と場外市場をつなぐ地域でもあり、市場そのものが移転をしてしまいお客様が減ってしまったともいわれていますこの場外市場のにぎわいを、どう取り戻し、むしろ活性化させていくかは、この地域の位置づけが大変重要になります。第ゼロ段階における築地場外市場の活性化について、どう考えるか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 先行整備事業の実施方針の方向性では、第ゼロ段階については、本格的整備に先立ち先行的に整備を行い、築地場外市場とのつながりにも配慮しながら、築地地区における新たなにぎわいを早い段階から創出していくとしてございます。
  また、土地利用に係る方針として、食文化の拠点として築地が育んできた活気とにぎわいに鑑み、また水辺を生かして、新たなにぎわい、交流を創出する機能、空間を導入、整備するとしてございます。
  今後、これを踏まえて、実施方針や募集要項を作成、公表し、具体的な実施条件を明らかにした上で、事業者の創意工夫を生かした提案を受け、実施方針の内容を実現していくと考えてございます。

○中村委員 先ほど冒頭に、議会の付帯決議の中で中央区との合意を踏まえという項目があるといったんですが、この東京都と中央区との合意の中に、築地のまちということが、銀座に隣接する極めて高いポテンシャルがあるということと、また、築地市場を中心として場外市場など周辺とのかかわりの中で独特の伝統文化を生み出してきたということがあり、そういったことの特質をどのように引き継いでいくのかということを検討を行っていくということもあります。そういった点では、築地のまちづくりについては、場外市場というのは大変重要なことですので、しっかりと検討していただきたいと思います。
  さて、オリンピック後になるかどうか、いつかわかりませんが、景気というのは波がありますから、その変動に対してどういう対応をするかということは大事になります。少なくとも、オリンピックの後には、世間の目は大阪万博に移ってしまう可能性もあります。仮定の話としても、契約のリスク回避という点では、プロポーザルをして事業者が決まった後に、都が土壌対策や文化財調査をしている間にも、社会状況が変化をする可能性は十分あり得ます。事業なので、千客万来施設のように、事業者が撤退してしまうようなこともあり得ます。
  大変大規模な事業を長期間にわたって行うのですが、リスク管理についてどう考えているのか伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 都はこれまで、将来ニーズへの対応の余地も残しながら都有地を有効に活用できる、長期の定期借地権による民間活用プロジェクトを実施しておりまして、長期間にわたって事業を確実に遂行し、事業目的を実現できるよう、一定の要件を満たす優良な事業者を選定してきたところでございます。
  具体的には、都有地において必要な施設等を整備し、運営する期間中、安定して事業を実施できる企画力、技術力及び経営能力等を有する者を公募型プロポーザル方式により選定してございます。その際に考慮される事業実施に係るリスク、責任等については、基本的に都が原因者となる事項を除き、事業者が負うことを条件としてございます。
  築地においても、こうした要件を満たす優良な事業者を選定し、まちづくりを進めることを想定してございます。

○中村委員 かなり長期の事業になってくるところもありますので、リスク管理についてはしっかりとしていただきたいと思います。
  さて、少し話は変わるんですけれども、このゼロ地区のところ、直接そこには入っていなくて隣接していることになるんですが、建設局の所管で、かちどき橋の資料館というのもあります。はね橋であった勝鬨橋の技術が展示される貴重な資料館ですが、平日も休みの日があるので、毎日あけていただいた方がいいのかなというふうに思っています。将来的には第三段階のころになるのかもしませんけれども、例えば旧築地市場にゆかりの資料館などもあれば、あわせて観光地になると思います。
  そういった中、例えば今議会の方に陳情も出ておりましたけれども、例えばマグロ塚を市場の一角につくってほしいというようなものも出ていたりとか、いろんなことが考えられるのではないかというふうに思います。このまちづくり方針にも橋の資料館の活用にも留意することとありますが、それだけでは集客は難しいので、新たな市場の資料館等も検討してみてはと考えますが、見解を伺います。

○木村まちづくり調整担当部長 築地まちづくり方針では、導入機能の考え方として、東京の新たな魅力を発信できるような機能を導入するとともに、周辺の資源などとも連携した取り組みを重視することとしてございます。
  今後、これらを踏まえて、事業実施方針や事業者募集要項を作成、公表し、事業者の創意工夫を生かした提案を受け、実施方針の内容を実現していくと考えてございます。
  なお、事業の具体的な実施条件は、事業実施方針や事業者募集要項で明らかにすることと考えてございます。

○中村委員 これから事業方針とか募集要項をつくっていくということでした。ある意味で、この段階でということで報告いただいているので、まだ詳細なことはないんだと思いますし、むしろ、こういう途中段階で議会の方から報告をしてほしいといったので報告していただいたんだと思いますので、きょうも委員会の方でいろいろと意見等もいわさせていただきまして、地元中央区の声や、また場外市場を大切にしてほしいということもお話をさせていただきましたが、また次には、こういった募集要項等も出てくればこの委員会で審議することにもなると思いますので、しっかりそういったことを踏まえて作成いただければということをお願いいたしまして、質問を終わります。

 

 

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