2023/06/01 都市整備委員会で天文台通りを質疑しました
2023年6月1日、都議会の都市整備委員会に出席し、所管する都市整備局と住宅政策本部に関して、6日から始まる都議会定例会に知事から提案される議案、都民からの請願陳情、都市計画審議会に付議事案について説明を受け、質疑を行いました。東京メトロ南北線と有楽町線の延伸が議論され、地下トンネルの工事の際に、東京外環道路の陥没事故の教訓を活かし、安全に行うことを求めました。また、三鷹市内のある都道天文台通りの計画変更が提案されました。すでに道路整備が終わっているため、計画線のみ変更し工事を伴わないとのことでした。
問1:都市計画審議会の付議案件について、最初に、都市高速鉄道第7号線、東京メトロ南北線、及び第8号線、東京メトロ有楽町線の計画について質問します。いずれも都心部における交通の利便性向上につながる地下鉄の事業になります。きな事業になりますので、地元自治体として東京都の負担もあるので、採算性の確保も重要になります。そこで、まず、都市高速鉄道第7号線分岐線計画及び第8号線分岐線計画の総工事費及び費用負担額について伺います。
答弁への意見:地元自治体としても大きな予算を負担することになるため、是非、工事の状況、同時に行われるまちづくり、その後の経営についても注視していただきたいと思います。
問2:さて、道路と地下鉄の違いや、場所による地盤の状況の違いがあるにせよ、地下での大きな事業として、2020年10月に調布市で発生した東京外郭環状道路のトンネル工事で発生した道路陥没事故は教訓にしなければなりません。工事の多くは都道の地下とはいえ、都道外の場所もありますし、いずれにせよ、こうした事故は絶対に起こしてはなりません。そこで、
Q2:両路線について、東京外郭環状道路での事故があった中で、工事の安全性に問題はないのか伺います。
Q3:次に、最初に私の地元である三鷹市都市計画道路3・4・20号西調布境橋線、通称天文台通りの変更について伺います。
三鷹市を南北に通過する天文台通りは、国立天文台正門付近において、過年度の道路事業により事故の減少や歩行者等の安全が向上したものと認識しています。今回、三鷹都市計画道路3・4・20号線西調布境橋線の都市計画変更について、変更内容を伺います。
答弁への意見:今回の変更箇所の近くの国立天文台の正門から北側は、かなり斜面地を削った大規模な工事を行いました。現道は存在していましたが、それを拡幅するのではなく、計画線通りに整備するために天文台の土地を買収し大幅に斜面を削りましたので、相当予算もかかったのだと推測されます。いまでは、整備された道路と現道の間が芝生として残り、地域の方々の憩いの場所になっています。良い場所ではありますが、同様の事例なのでなぜこちらは計画線を変更しなかったのか今となってみれば疑問が残ります。一方、今回の場所は、それより前に拡幅されていたのですが、なぜ都市計画線の通りに事業を行わなかったのかこれはこれで疑問が残ります。すでに道路が拡幅されていることから、明らかに今回の計画変更はした方がよいと思いますが、計画線がどのように引かれたのかが改めて問われるものになります。
都市計画道路の線を引いたころは何十年も前なので、よく実態と合っていないと言われています。今回の計画変更は当然ですが、そもそもなぜ、わざわざ山を削るような案だったのかが疑問が残ります。都市化した時代にあまりこうした例はないかもしれませんが、もしあれば積極的に見直していただきたいと思います。
Q4:都市計画変更にあたり、住民にはどのように周知し、説明を行ったのかを伺います。また、あわせて住民からどのような意見があったのか伺います。
答弁への意見:この当該道路を西調布境橋線と呼んでいる人は誰もいません。地元では通称名である天文台通りと呼んでいます。法的には正式名称で文書を作成せざるを得ないのは仕方がないにせよ、住民の皆様に説明会の案内をするのに通称名が書いていなければ、全く聞いたこともない道路の説明会には人は集まりません。今回は内容が工事を伴わないのでもともと多くの方が来ることは考えにくかったかもしれませんが、今後、都が説明会を行う際には、是非、通称名を目立つように書いていただきたいと思います。
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