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都議会質問記録

2024/09/12 交通局に障がい者へのモバイルPASMO利用の陳情について質問しました

2024年9月12日、都議会公営企業委員会で交通局への都民からの陳情の審査があり、「都営交通無料乗車券のモバイルPASMOにおける利用に関する陳情」について質疑を行いました。障がい者の方の利便性を求めて賛成し、結果は趣旨採択となりました。

以下、質問の概要です(答弁は後日掲載します)


「都営交通無料乗車券のモバイルPASMOにおける利用に関する陳情」について質問します。

多くの方がスマートフォンを利用する時代になり、それさえ持っていればほとんどのサービスを受けられるようになってきました。ところが、障がいのある方が都営交通を無料で利用できるサービスを受けることはできても、スマートフォンでは利用できないというのは不便なこともあり、陳情者の主張はもっともだとは思います。もちろん、経費含めて様々な課題があるのは承知していますので、その点について何点か質問をしていきたいと思います。

Q1.最初に、身体・知的障がい者を対象とした「都営交通無料乗車券」はどのくらいの人が利用されているでしょうか、伺います?陳情者と同様に、「モバイルPASMO」を利用したいという声はどのくらい出ているか、あわせて伺います。

コメント:17万枚も発行されているとのことでした。意見は年間8件程度とはいえ、これだけ多くの方が利用しているのであれば、声として出て来ないだけで、モバイルでも使えればいいのに、と思う方はもっといるだろうと想定できます。

Q2.この無料乗車券は障がいのある方のための制度なので「モバイルPASMO」が使えないと不便だという声は当然でもあります。仮にモバイルではすぐ使えなくても、チャージや更新の際など、もっと手軽に行えるようになるとよいと思います。利便性向上のため改善はしなければならないと思いますが、見解を伺います。

コメント:昨年からICカードには一体化でき、サービスを向上させることができたとのことです。これとてシステムを改変するのは大変だったのでしょうが、やればできたわけですから、その次に進むことは当然に期待されます。もちろん、お金がいくらでもあればできるのでしょうが、そう簡単にはいかないことも理解します。

Q3.そこで、「モバイルPASMO」の導入には「相当の費用」がかかるとのことですが、どのようなことに費用がかかると見込まれるのでしょうか、伺います。

コメント:システムも大規模改修が必要とのことでした。大規模がどのくらいの金額がかかるか聞いてみたいところですが、どうも答えるのが難しいとのことです。関係する事業者が多いため簡単ではないとのことでもあります。

Q4.PASMO協議会の全加盟事業者の合意形成が必要になるとのことですが、ICカードについては導入できたわけです。そうであれば、モバイルもできるはずです。時代の流れはモバイルなので、できる方向を考える必要があるのですが、いかがでしょうか。伺います。

コメント:合意形成、期間や費用にまだまだ課題があるようです。とはいえ、この時代の流れが進むと、近いうちに「モバイルPASMO」の方が標準になり、一部スマートフォンを持っていない人のため例外としてICカードにするという感じになると思います。是非、障がい者の方々にとっても利用しやすくすることを求めます。
  モバイルPASMOでの利用の必要性は明らかですが、費用などの問題からすぐにではできないこともわかりました。そのため、この陳情は「趣旨採択」が良いかと考えます。ただ、いつまでも導入されないということではよくないので、障がい者の社会参加が進むためにも、着実な取り組みを行うことを求めて質問を終わります。

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