> 都議会質問 > 都議会環境・建設委員会 > 尾根幹線道路、練馬城址公園について質問しました。

都議会質問記録

2025/10/06 尾根幹線道路、練馬城址公園について質問しました。

2025年10月6日、都議会の環境・建設委員会が開かれ、知事から提出された議案について質疑が行われました。尾根幹線道路整備における稲城多摩トンネル擁壁築造工事、練馬城址公園の用地の土地の買い入れについての2議案について建設局に質問しました。尾根幹線道路は整備が長期化しているため整備計画を現実に即したものにするよう求めました。また、公園の外周道路について歩行者の安全のための空間を求めました。質問の概要は以下の通りです。

1 稲城多摩トンネル(仮称)(7)擁壁築造工事について

○中村委員 それでは、二百三十六号議案、稲城多摩トンネル擁壁築造工事について質問します。
 今回の工事を含む南多摩尾根幹線道路は、地域にとって重要な幹線道路です。この委員会でも何度も議論してきたものです。
 ここに至るまで、一度計画が止まり、再開もされています。もちろん、現在でも様々なご意見はありますが、地元から整備を求める声があり、今現在、事業が進んでいます。
 改めて、計画時から現在までの経緯を伺います。

○松島道路建設部長 南多摩尾根幹線は、多摩ニュータウンの開発に合わせて昭和四十四年に都市計画決定されており、一部区間は四車線で整備されていますが、大半は暫定二車線であることから、慢性的な渋滞が発生しております。
 このため、暫定二車線区間について四車線化することとし、令和二年より事業を推進しております。整備に当たっては、沿道へのアクセスやまちづくりとの一体性などを考慮し、掘り割り構造を平面構造とするなど、都市計画の変更を行っております。

○中村委員 いろいろ経過もたどっているのは承知はしております。大規模な事業であるということは承知しつつも、また大変長い時間もかかっています。いつになったらできるのかという声も出ています。
 今回の提出議案を含む事業認可区間において、認可期間は令和十一年度末までとなっています。令和三年の七月三十日に建設局が発表した、この多摩三・一・六号、南多摩尾根幹線事業に着手しますというところに、令和十一年までと書いてあります。
 今回の工事の工期も見てみると、令和十一年二月となっています。この工事が全体の総仕上げということでしたらつじつまが合うのですが、まだトンネルもこれから掘るわけなので、どう見ても認可期間の令和十一年度に完了するとは考えられません。
 改めて、この区間の事業はいつ完了するのか伺います。

○松島道路建設部長 稲城市東長沼から多摩市聖ヶ丘までの延長約四キロメートルの区間については、令和三年度に用地取得や工事等に必要な期間を踏まえ、令和十一年度までを事業期間と設定し、事業認可を取得しております。
 現在、仮称稲城多摩トンネルの稲城市側坑口付近の擁壁工事や、JR武蔵野貨物線と交差する竪谷戸大橋の下部工事を進めております。
 引き続き、早期の完成に向けて、地元の理解と協力を得ながら着実に工事を進めてまいります。

○中村委員 計画を立てても、土地の買収は相手もありますし、工事の状況は地形によって変わることもあります。とはいえ、事業の完了を見込んで、ほかの事業の計画を立てることもあります。
 そこで、道路事業の完了については正しい情報を都民に伝えるべきと考えますが、見解を伺います。

○松島道路建設部長 事業期間については、都市計画道路の整備に着手する際に、その概要や効果とともに、ホームページなどで公表しております。
 あわせて、区市町の窓口では、都市計画法の規定に基づき事業期間等を示した図書を縦覧しております。
 また、既定の事業期間内に完了できない場合には、内容を精査した上で延伸し、公表しております。

○中村委員 先ほどもいいましたけど、この工事そのものが令和十一年なので、全体が令和十一年というのは無理があるところなんだろうと思います。内容を精査した上で、延伸した場合は公表ということなんですけれども、最初から現実的な計画を立てるべきでしょうし、変更になったときには、公表すべきではないかというふうに思っています。
 多摩地域におけるこれは非常に大切な幹線道路なので、前に進めていただきたいと思います。ただ、大規模工事とはいえ、あまりに時間がかかっています。そして、そのことが公表された期間とあまりに違うことが問題であり、事業の完成を期待している方々にとってみれば、そこが大切なので、私は業務のやり方を見直す必要があると考えます。
 民間と違うことは重々承知していますが、民間であれば、土地を購入する場合には借金をして買うので、早く事業展開をして借金を返さないと、利子の支払いがどんどん増えてしまいます。
 もちろん土地の買収など相手のある話なので、丁寧かつ着実に進めることは重要ですが、やはり税金を投じ都債も発行するのでしょうから、道路が開通しても利益を得るわけではないにせよ、コスト感覚を持った仕事の進め方は重要です。
 近隣に住む方や関係する方にとっても、いつ事業が完了して、その道路を走れるようになるかは非常に関心も高く、道路を見込んで家を買ったり、事業を展開したりすることもあるのですから、的確な情報提供が必要です。
 また、事業を予定どおりに完成させるにも、現実可能な見通しを持って計画を立てて、計画どおりに行っていく努力をすることが重要です。大きな事業になればなるほど工期が延びるものが多いのですが、最初から現実的な計画を立てて、実現に向けて取り組むことが重要です。
 もちろん目標としては少しでも早く事業を完了させることでしょうが、かえって実態に即したものではない計画では、ずるずる延びてしまうことは往々にして起こり得ます。
 また、工期が延びれば、物価や人件費の高騰によって総事業費も大きくなっていきます。ぜひ工期も総事業費も迅速かつ確実に実現できる計画を立てて、それを着実に実施することが重要だと思います。
 この議案の案件だけではないかもしれませんが、着実な事業の完了に向けて、私は業務の進め方を見直すことを求めたいと思います。このことを申し上げて、質問を終わります。

2 練馬城址公園の土地の買い入れについて

○中村委員 二百四十一号議案の土地の買入れについて質問いたします。
 練馬城址公園の土地の買入れということで、二・二ヘクタールを六十三億円で買うということだと思います。
 広域的な防災の観点から、旧としまえんを都立公園にすることが取り組まれています。一部には、ワーナーブラザーススタジオツアー東京として残り、それ以外の部分について都立公園化することになっています。
 まず、この練馬城址公園の全体の事業費について、併せて今回の買入れに伴う開園までの整備予定と予定している工事費を伺います。

○大道公園計画担当部長 練馬城址公園は、令和三年六月に事業認可を取得しており、事業認可時における総事業費は約八百三十億円でございます。
 今回取得する土地を含む公園南側の未開園エリアにおきましては、令和十一年度の概成に向けて、草地広場や水遊び場、広域防災拠点としての機能に配慮した出入口や園路などを整備していく予定でございまして、工事費につきましては、事業の進捗に合わせて精査してまいります。

○中村委員 工事費はこれからまた精査ということもあるでしょうけれども、昨今では、やっぱり物価の高騰、人件費の高騰等もありますので、ぜひこういったところで見直しをしていただいたときに精査をして、変わったときがあればちゃんと公表していただいて、説明責任も果たしていただければというふうに思っています。
 さて、現在都内では、地価の方も高騰しています。今が値上がりのピークなのか、いつかは下がるのか、見通すのは難しいのですが、一度購入すると、売るわけではないので、いつか高く売って取り戻すことはできません。
 何回かに分けて土地を購入していますが、計画した段階からも時間が経過をしていますが、今回の買入れ価格は、初回に買入れした令和四年度の平米単価からどの程度値上がりしているのか伺います。

○澤井用地部長 今回取得する土地の評価格は一平方メートル当たり二十八万七千円であり、令和四年度に取得した石神井川南側の土地の評価格は一平方メートル当たり二十五万七千円でございます。令和四年度からの三年間で約一二%上昇しております。

○中村委員 三年間で一二%という、かなり大きなものもあるかと思っています。
 いつ買えばいいのかというのは非常に難しいところもあるんですけれども、計画をすれば、計画のときのその時価で買うということになるので、こういったタイミングなども推しはかることも必要なのかもしれないなというような値上がりかと思っています。
 さて、本公園の整備については、三つのコンセプトが示されて、そのうちの一つに広域防災拠点というのがあります。
 私も現地でかまどベンチも見てきましたが、防災に資する様々な施設も重要ですが、どのような整備を計画しているのか伺います。

○大道公園計画担当部長 令和三年五月に策定した練馬城址公園整備計画におきましては、コンセプトの一つとして、人々が迅速に避難でき、地域の防災機能の向上につながる拠点づくりを定めております。
 具体的には、周辺からの避難や緊急車両を受け入れる出入口や園路を確保するとともに、防災照明や防災トイレ、また、災害時にも活用できる管理所等の整備を行い、防災拠点としての機能を高めていく予定でございます。

○中村委員 非常に周りの方が住宅街になっているので、多くの方が避難するということも想定もされます。ぜひ地元とも協力しながら、こういった防災の施設等も整備をしていただければと思います。
 さて、三つのコンセプトのうちのもう一つに緑と水があります。昨今では地球温暖化の影響で猛暑ともなっていますが、そうした中でもやはり樹木や水辺があると涼しくも感じるものです。
 昨今の公園は、アスファルトで舗装された部分が多くなっています。地球温暖化対策もありますが、土や水、緑など自然の多い公園にすべきだと思いますが、見解を伺います。

○大道公園計画担当部長 本公園は、整備計画におきまして、都民に親しまれてきた土地の歴史、風土、緑豊かな自然を生かしながら、緑と水、広域防災拠点、にぎわいといった三つの基本目標の実現に向けて整備を進めることとしており、既存の樹林等を保全するとともに、新たな樹木の植栽や草地広場等の整備により、緑を増やしてまいります。

○中村委員 先に開園している花のふれあいゾーンとエントランス交流ゾーンのところを見てきたんですけれども、もう少し樹木が植わって枝が広がっていると日陰もできていいのかなというふうに思いました。
 今、これから購入するところはまだ樹木も残っていますし、そういったものも生かしながら、できるだけ人々がそこに行ったときに涼を感じられるようになっていればと思いますし、なるべく自然も増やしていただければというふうに思っています。
 さて、周辺道路が少し危ないんではないかという声もいただきました。私の方も現地に行って、その周りを歩いてみました。それほど交通量は今の時点では多くはなかったんですが、看板が出ていまして、この先、道が狭く大型車両通行困難とか、徐行、事故多し、スピード落とせといった看板が出ていました。
 これまでは有料のとしまえんなので、特定の入り口以外は入れなかったんですが、これからは出入口も多くつくられるので、住宅街から周辺道路を横切って公園に向かう人もいると危険は増していきます。
 一般の方からすれば、道路も公園も、また東京都も練馬区も公には変わりないので、一体となった安全対策がされるものと当然考えるものです。
 改めて、周辺道路の安全について地元区や都民からどのような声が出されているのか伺います。

○大道公園計画担当部長 公園の南側エリアの外周道路につきましては、練馬城址公園の整備計画中間のまとめに対するパブリックコメントにおいて、練馬区からは、公園外周部にある区道の拡幅整備及び歩行者空間の整備を望むという意見がございました。
 また、都民からは、無電柱化や道路を拡幅整備し、歩道や自転車道を整備してほしいという声がございました。

○中村委員 地元からそういったいろんな声も出ていますが、こうした声を受けて、公園整備に当たっては地元区とも連携して、地域の住民が安心して通行できる空間をつくることが大切だと思いますが、見解を伺います。

○大道公園計画担当部長 公園の南側エリアの外周道路は、練馬区が管理いたします区道でございますことから、都といたしましては、区が行うまちづくりに合わせ、公園内の外周部に園路を整備することなどについて、区と話合いを行っているところでございます。

○中村委員 これから公園ということになると、先ほども述べましたけれども、今までよりも人も増えてくる可能性もあります。交通量も場合によっては増えてくることもあるんではないかと思っています。
 ぜひ、この安全対策というのは大事なことですから、地元区と話合いをしているということなんですけれども、これからその辺りを丁寧に話合いをしていただいて、そしてまた安全に通行できる、安心できる空間をつくっていただくことを要望いたしまして、質問を終わります。

ユーティリティ

都議会質問内検索

Search

過去ログ