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都議会質問記録

2025/10/06 尾根幹線道路、練馬城址公園について質問しました。

2025年10月6日、都議会の環境・建設委員会が開かれ、知事から提出された議案について質疑が行われました。尾根幹線道路整備における稲城多摩トンネル擁壁築造工事、練馬城址公園の用地の土地の買い入れについての2議案について建設局に質問しました。尾根幹線道路は整備が長期化しているため整備計画を現実に即したものにするよう求めました。また、公園の外周道路について歩行者の安全のための空間を求めました。質問の概要は以下の通りです。

1 稲城多摩トンネル(仮称)(7)擁壁築造工事について

 問1:今回の工事を含む南多摩尾根幹線道路は地域にとって重要な幹線道路です。ここに至るまで、一度計画が止まり、再開もされています。もちろん現在でも様々なご意見はありますが、地元から整備を求める声があり、現在事業が進んでいます。改めて、計画時から現在までの経緯を伺います。

 問2:大規模な事業であることは承知しつつも、大変長い時間かかっています。いつになったらできるのかという声も出てきます。今回の提出議案を含む事業認可区間において、認可期間は令和11年度までとなっています。今回の工事の工期も令和11年2月となっています。

この工事が全体の総仕上げということでしたら辻褄が合うのですが、まだトンネルもこれから掘るわけなので、どう見ても、認可期間の令和11年度に完了するとは考えられません。改めて、この区間の事業はいつ完了するのか伺います。

 問3:計画を立てても土地の買収は相手もあるし、工事の状況は地形によっては変わることもあります。とはいえ、事業の完了を見込んで他の事業の計画を立てることもあります。そこで、道路事業の完了について、正しい情報を都民に伝えるべきと考えますが、見解を伺います。

 まとめ:多摩地域における非常に大切な幹線道路なので、前に進めていただきたいと思います。ただ、大規模工事とはいえあまりに時間がかかっています。そして、そのことが公表されている期間とあまりに違うことが問題であり、事業の完成を期待している方々にとってみればそこが大切なので、私は業務のやり方を見直す必要があると考えます。

民間と違うことは重々承知していますが、民間であれば土地を購入する場合には借金をして買うので、早く事業展開をして借金を返さないと、利子の支払いがどんどん増えてしまいます。もちろん土地の買収など相手のある話なので丁寧かつ着実に進めることは重要ですが、やはり税金を投じ、都債も発行するのでしょうから、道路が開通しても利益を得るわけではないにせよ、コスト感覚を持った仕事の進め方は重要です。近隣に住む方や関係者する方にとってもいつ事業が完了して、その道路を走れるようになるのかは非常に関心も高く、道路を見込んで、家を買ったり、事業を展開したりということもあるのですから、的確な情報提供が必要です。

また、事業を予定通りに完了させるにも、実現可能な見通しをもって計画を立てて、計画通りに行っていく努力をすることが重要です。大きな事業になればなるほど、工期が延びるものが多いのですが、最初から現実的な計画を立て、実現に向けて取り組むことが重要です。もちろん、目標としては少しでも早く事業を完了させることでしょうが、かえって実態に即したものではない計画では、かえってずるずると延びてしまうことは往々にして起こりえます。また、工期が延びれば、物価や人件費の高騰によって、総事業費も大きくなっていきます。是非、工期も総事業費も迅速かつ確実に実現できる計画を立て、それを着実に実施することが重要です。

この議案の案件だけではないかもしれませんが、着実な事業の完了に向けて、私は業務の進め方を見直すことを求めます。そのことを申し上げて、質問を終わります。

2 練馬城址公園の土地の買い入れについて

問1:広域的な防災の観点から、旧としまえんを都立公園にすることが取り組まれています。一部には「ワーナーブラザーススタジオツアー東京」として残り、それ以外の部分について都立公園化することになっています。まず、この練馬城址公園の全体の事業費について、あわせて、今回の買い入れに伴う、開園までの整備予定と予定している工事費を伺います。

問2:現在、都内では地価が高騰しています。今が値上がりのピークなのか、いつかは下がるのか見通すのは難しいのですが、一度購入すると売るわけではないので、いつか高く売って取り戻すことはできません。何回かに分けて土地を購入していますが、計画した段階からも時間が経過していますが、今回の買い入れ価格は、初回に買い入れした令和4年度の㎡単価からどの程度値上がりしているか伺います。

問3:3つのコンセプトが示され、そのうちの一つに「広域防災拠点」があります。私は、現地で「かまどベンチ」も見てきましたが、防災に資する様々な施設も重要ですが、どのような整備を計画してるのか伺います。

問4:3つのコンセプトの一つには「緑と水」があります。地球温暖化の影響で、猛暑となりました。そうした中でも、やはり樹木や水辺があると涼しい。昨今の公園はアスファルトで舗装された部分が多くなっています。地球温暖化対策もありますが、土、水、緑など自然の多い公園にすべきですが、見解を伺います。

問5:周辺道路が危ないとの声があり、現地を歩いてみた。それほど交通量は多くはなかったが、「この先道が狭く大型車両通行困難」とか「徐行事故多しスピードおとせ」という看板が出ていた。これまでは有料のとしまえんなので特定の入口以外は入れなかったが、これからは出入り口も多く作られるので、住宅街から周辺道路を横切って公園に向かう人もいると危険度は増す。一般の方からすれば、道路も公園も、また、東京都も練馬区も、公には変わりないので一体となった安全対策がなされると当然考えるものです。あらためて周辺道路の安全について、地元区や都民からどのような声が出されているのか伺います。

問6:こうした声を受けて、公園整備にあたっては、地元区とも連携して地域の住民が安心して通行できる空間をつくることが大切だと思いますが、見解を伺います。

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