知事の来年度予算について会派幹事長として談話を発表
- 2019/01/25 12:43
朝、毎週金曜日の三鷹駅での演説を行い谷口としや市議会議員、石原ひさし市議会議員ともに行いまいた。昨日、知事から来年度予算案大綱の説明があったこと、都政と市政の連携などについて報告しました。また、27日(日)15時から野崎地区公会堂で石原市議とともにタウンミーティングを行うことをお知らせしました。

翌日1月26日の文化財防火デーを前に、三鷹消防署が、大沢に新たに開設した大沢の里古民家で行った消防演習を見学しました。1949年の法隆寺金堂の火災があった日で、各地で訓練が行われています。訓練には三鷹市消防団第十分団、大沢宿町会、東京都災害支援ボランティア等も参加し放水訓練もしました。

三鷹市市民協働センターで開催された「みた吉MAMA fes.」を見学しました。「ママによる、ママとベビー&キッズのためのイベント」として行われたもので、数多くのブースが並び多くの親子が来場していました。主催した市民の力に圧倒されます。

都議会で来年度予算発表等を受けて各局から報告を受けました。水道局から都政改革本部に報告された「見える化改革報告書」、東京都住宅供給公社から都民からの相談対応の結果、財務局から幹部職員の庁用車を増やすという改革に逆行した案、交通局から経営計画、上野動物園モノレール休止、消費税改正への対応、産業労働局から受動喫煙防止についての中小企業支援策、建設局から先の議会での議決事項可決後の対応、政策企画局から北方領土の返還を求める都民会議開催、議会局から都民からの陳情の説明を受けました。また、都民からの相談対応や記者の取材対応をしました。来年度に向けて都政もあわただしく動きます。
連合東京三多摩ブロック地域協議会の新年会に高谷市議とともに出席しました。また、三鷹市社会福祉協議会労働組合の団結旗開きに出席しました。その後、下連雀の商店会の三鷹南銀座会の新年賀詞交歓会に出席しました。各地でさまざまな意見交換をすることができました。
東京都の来年度予算案大綱が小池知事から発表されました。予算案大綱に対して、会派を代表して幹事長として談話を発表しました。一般会計7兆4610億円とオリンピック関連経費の増加等が大幅増の要因になっており、新規事業などの政策の前進もありつつも、少子高齢化などその後の都民生活への対応には不十分であるとしました。全文は以下の通りです。
都議会立憲民主党・民主クラブ 幹事長 中村ひろし
本日、平成31年度東京都予算(案)が発表されました。
予算(案)は、平成最後の予算でもあり、都政を次世代へ、そして未来へどう道筋を付けていくのかが問われる予算となります。
国による新たな「偏在是正」を含めた地方法人課税の変更による影響は、次年度以降3,800億円、これまで講じられてきた措置と合わせると8,800億円と大幅な減収となります。さらに米中貿易摩擦などによる世界景気の先行き不透明感などからも、これまで以上に将来を見据えた着実で効率的な財政運営が求められています。
私たちは、引き続き都財政の収支見通しを示すことなどを求めていきたいと考えています。
また、一般会計予算(案)は、堅調な税収に支えられ、過去最大となる7兆4610億円となりましたが、都庁組織・局長級ポストの新設や監理団体の1増1減などが盛り込まれており、厳しい見通しのある中、効率的・効果的な都政運営に逆行しないかを懸念するものです。
さらに、私たちは東京2020大会の準備には万全を期すべきだと考えていますが、その予算内容が不透明であってはならないと考えています。
加えて、予算(案)では、事業評価によって900億円の財源を確保しましたが、私たちは、事業評価に第三者の目を入れることなどで、より効率的な都政運営を求めていきたいと考えています。
予算(案)の個別項目においては、新たな調節池の整備に向けた検討やマイタイムラインの作成支援など、防災対策の拡充をはじめ、多様な保育サービスや子どもの居場所づくり、認知症対策などの分野において、新規事業の創設をはじめとした施策の拡充が見られます。
一方で、今後、大幅な税収減が見込まれるなかで、東京都の「稼ぐ力」に重点を置いた予算編成には理解するものの、少子高齢化を見据えた施策については、まだまだ不十分であると考えます。
今後、私たちは予算(案)を精査した上で、少子高齢社会に向けた課題をはじめ、多文化共生やまちづくりなどの課題について、議会の場において議論を深めていきたいと考えています。
私たち都議会立憲民主党・民主クラブは、引き続き、都政改革と都民福祉の向上に取り組んでいく決意です。
私たち都議会立憲民主党・民主クラブは、引き続き、都政改革と都民福祉の向上に取り組んでいく決意です。